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岩盤工学研究室 ~Rock Engineering for Sustainable Resource Development ~

お知らせtopics

コンクリート断面.jpgコンクリート断面の骨材分布
低品質砕石の骨材利用に関する研究

 コンクリートの体積の70%は骨材と呼ばれる「砂」および「砂利」からなっている。骨材としての「砂利」の多くは,岩盤から採掘した「砕石」が用いられている。砕石の中でも,東日本で多く産出されている安山岩等の火山岩は,空隙率が多く,また,コンクリートの劣化原因となるアルカリ-シリカ反応を起こしやすいため,骨材として使用されにくい傾向にある。そこで,本研究室では,これら低品質な火山岩砕石を骨材として利用できる手法等について,研究をおこなっている。 
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 石灰岩h5m15.JPG
石灰石の砕砂

 骨材の最適な粒度分布に関する研究
 コンクリート中の骨材(上記参照)を,砂から砂利まで,一貫して砕石として生産すれば,合理的である。本研究室では,これまで天然の砂と砂利を混ぜて使用していた骨材を,一貫して砕石骨材として生産するための,適切な粒度分布および破砕方法について研究をおこなっている。
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 路盤材.JPG
砕石による路盤の形成

 路盤材の安定評価に関する研究
 路盤とは,舗装道において,軟弱な地盤の上に路盤材とよばれる砂利(またはセメント処理土)を敷き,道路面の輪荷重が直接的に地盤に伝わらないようにした層のことをいう。舗装道の長期安定性においては,この路盤の設計および施工が重要となる。本研究室では,砕石を用いた路盤の最適な設計・評価法について研究をおこなっている。
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 災害と歪.png
秋田県のひずみと斜面災害の分布

 斜面災害に関する研究
 山岳地系の多い日本において,斜面災害は極めて頻度の多い自然災害である。本研究室では,岩盤の構造的な劣化および風化の観点から,秋田地方特有の地質における斜面災害の発生メカニズムについて研究をおこなっている。
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 スレーキング(泥質凝灰岩).pdf
秋田県の泥質凝灰岩の
スレーキング特性

 秋田県内の地質の工学的特性に関する研究
 秋田県内では,新第三系の堆積岩が広く分布しており,中でも緑色凝灰岩層は,軟弱で建設基礎として利用するには問題が多い。本研究室では,長年,秋田県内の新第三系の堆積岩の工学的特性を調査してきており,県内の建設資料としてまとめて行きたいと考えている。
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秋田県秋田市手形学園町1-1

国際資源学部1号館