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最近のニュース

2024.1.31 大学院生2名が修士論文を発表しました.

2024.1.29 学部生5名が卒業論文を発表しました.

2023.6.27 松井助教が南極地域観測隊の隊員に決定しました.

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ようこそ!

地史解析学・古環境解析学研究室は,石灰質微化石および堆積相解析から過去の古海洋環境復元,および石油地質学への応用を目標に研究を行っています.石灰質微化石は,中生代から現在までの詳細な地質年代の決定のみならず,その生態から古海洋環境の復元に重要な化石として注目されています.

本研究室では国際深海科学掘削計画(IODP)で北極海,大西洋,太平洋,およびインド洋などの世界各地の深海底から採取されたコアを活用しています.これらの深海底コアや地表試料に含まれる微化石群集の解析から水温,塩分,気候変動に伴う栄養塩躍層や水温躍層深度,大陸の位置変化に伴う微化石生物地理区や古海流の変遷を復元し,古環境の解明に役立てています.

このような古海洋環境解析結果は,国内学会のみならず国際学会においても積極的に発表しています.また,資源地質の点では,海水準変動に伴う石油貯留岩(砂岩など)の分布様式の解明,および古海流の復元と栄養塩躍層の変遷などから石油根源岩分布解明などの石油地質として重要な課題解明に役立てています.