授業科目紹介 

開講科目一覧(2025年度)

教育文化学部専門科目

社会科教育研究室では下記の科目の担当をしています。社会科の授業づくりや研究法に関わる科目を幅広く提供しています。学部では、主に初等中等教育コースの講義・演習を担当しております。なお、社会系の教員免許を履修する学生は、社会科教育の講義と並行して地理や歴史、公民系の専門分野の講義を履修することになります。専門系講義は地域文化学科の教員が担当します。

これらの教科教育系の科目については、初等中等教育コースで社会科教育を専攻する学生だけが履修するのではなく、本学の他コース・学科にあたる「子ども発達コース」・「特別支援教育コース」・「地域文化学科」で社会科免許を取得予定の学生も一緒に学ぶ事になります(上記のコース・学科でも社会科の免許が取得出来るため)。そのため、多様な学生が一緒の講義を受けることを通じて、様々な問題意識を出し合うことで学びが深まるところに本学の特徴が現れています。

科目名 学期 内容 担当
初等社会科教育学A 前期 対象:2年次以降対象(大学院生、科目等履修生、編入生を含む)
初等社会科教育に関わる内容を扱い、学習指導要領の解説、社会科の歴史、指導案の書き方などを主に行う。
加納
初等社会科教育学B 後期 対象:初等中等教育コースの学生のうち、国語・社会・家庭科・音楽・美術・体育などの学生を対象(1年次履修)
初等社会科教育に関わる事を扱う。主な内容は、社会科の目標、内容構成。また指導案作成と実際の模擬授業を通じて社会科の授業実践力を身につける。
外池
社会科教育学 後期 中学校社会科免許取得必修科目。主な内容は、地理・歴史・公民的分野それぞれの目標、内容構成、学習指導要領の変遷。また指導案作成と実際の模擬授業を通じて社会科の授業実践力を身につける。 外池
社会科教育学演習Ⅰ 前期 附属学校への教育実習へ行く学生を対象に行う模擬授業などを中心に行う授業。今年度は小学校・中学校対象の社会科教材を作成し、実践・検討会を行う。 加納
社会科教育学演習Ⅱ 前期附属学校への教育実習へ行く学生を対象に行う模擬授業などを中心に行う授業。今年度は小学校・中学校対象の社会科教材を作成し、実践・検討会を行う。 加納
社会科教育学演習Ⅲ 前期 中学校社会科免許取得必修科目。主な内容は地理・歴史・公民の授業作りを行うための実践的な目標論・方法論・内容論を一体的に学ぶ。また、講義内において現職教員やゲスト講師による教材作りに関わる話を伺い、最終的に教員としての授業構成力を身につける。
加納
社会科教育学演習Ⅳ 後期 社会科教育に関わる研究方法論について学ぶ。主に学会誌などの検討を通じて、社会科教育で行われている研究手法を学び、卒論に向けた研究方法論を検討する。 加納
社会科教育学演習Ⅴ 後期 社会科の授業づくりにかかわってICT活用などの方法論を学ぶ。これまで社会科に関わる動画作成教材をチームで作成することを行っている。 加納
社会科授業づくり演習 前期 2年次の「社会科巡見」を基に、3年次に実際に附属学校園等で授業を実践する。基本的には、秋田県内の多様な地域素材を取り上げる。 外池・加納
教育実践ゼミナールB

後期

社会科教育研究室全員で行うゼミ形式の授業。主に各個人の研究テーマを発表、討論することを目的にしている。 外池・加納
地理歴史科教育学 後期 高校地理歴史科免許取得必修科目。主な内容は、日本史・世界史・地理それぞれの目標、内容構成、学習指導要領の変遷、授業技術。また指導案作成と実際の模擬授業を通じて社会科の授業実践力を身につける。 外池
地理歴史科教育学演習 前期 高校地理歴史科免許取得必修科目。主な内容は、歴史教育における戦争学習、戦争体験の聞き取りと分析・考察、『地域からの歴史教育』と身近な地域素材土崎空襲関連戦争遺跡へのフィールドワーク。 外池
公民科教育学 前期 高校公民科対象とする講義で、前期の公民科教育学では、学習指導要領の変遷や教科書の用い方、指導案作成から、市民性育成に係わる全般的な内容を取り扱う。 加納
公民科教育学演習 後期 高校公民科を対象とする演習形式の授業で、主に学生が模擬授業を行った上で、授業に関わる討論を行う。授業には現職教員(秋田県立高等学校教諭)による講義も予定しており、実際の授業づくりのアドバイスを頂く予定です。 加納
初等社会 前期 社会科教育の入門としての内容論を学ぶ科目。主な内容は、初等科社会科を中心として、目標、内容、方法、カリキュラム構成について基礎的内容を学習する。 外池・加納
社会科巡見 集中 秋田県内を中心に、社会科教育に関する地域調査や見学を行う。そのための事前調査、巡検冊子作成、巡見先との交渉、巡見実施、巡見報告ウェブページの作成等、一連の学習活動を行う。2025年度は9月に実施し、秋田県の県南地域を巡見地に定め、歴史と地理に関わる内容について巡見を行った。 外池・加納

 

教職大学院科目

教職大学院については、社会科教育が担当する講義については、オムニバス形式で実施しています(複数の教科または分野の教員による講義形式)。また、外池教授は教職大学院所属のため、教職大学院の別科目(教育全般に関わる課題系科目)も担当されており、社会科教育以外の科目も主担当されています。

科目名 学期 内容 担当教員
秋田の授業力継承と発展 前期 秋田の授業力の継承と発展を目指して、様々な教科教育の教員による授業。学生は特定の科目を一つ選び、授業作りを通して、授業力の向上を図る。 オムニバス形式(社会科教育については外池が担当)
秋田型アクティブラーニングの授業デザインの評価

後期

秋田市で行われる全市一斉授業研究会などの授業見学を通して、秋田型アクティブラーニングや授業デザインの方法について学ぶ。社会科教育部分として、基礎的な社会科教育理論を扱う予定。 オムニバス形式(社会科教育については加納が担当)
教科教育実践の理論と展開 前期 これまでに実践されてきた社会科教育の先行事例を取り扱いながら、これから求められる授業のあり方を目標・内容・方法の面から探る。 オムニバス形式(社会科教育については、外池・加納が担当)
小・中・高連携の教科教育カリキュラムの開発Ⅰ 後期 地理歴史系の専門科目の授業と社会科教育の授業論を総合的に学ぶ科目。最終的には小中高の連携したカリキュラム作りを目指す。(隔年開講。2025年は開講せず) オムニバス形式(主担当は外池)
小・中・高連携の教科教育カリキュラムの開発Ⅱ 後期 公民系内容(社会学・政治学・経済学・社会科教育学)を取り扱う。 オムニバス形式(主担当は加納)
ふるさと秋田のキャリア教育 前期 キャリア教育をいかに推進していくかについて,秋田県が推進してきた「ふるさと教育」との関わりをふまえつつ理解を深める。 オムニバス形式(外池)

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