秋田大学放射性同位元素センター


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 RIセンター紹介

大学内地図

 

沿革

昭和36年3月
放射性同位元素使用施設として正門の北側の場所に平屋67m2の施設が完成。
昭和40年3月
同施設に実験室33m2を増築し100m2の施設が完成。
昭和47年6月
科学技術庁より「秋田大学RIセンター」の名称でアイソトープ使用施設として承認される。使用可能な核種は36種で総て非密封線源である。同センターの初代室長は地下資源研究施設佐原良太郎教授,取扱主任者は電気工学科成田裕一助教授。
昭和53年4月
佐原良太郎教授の定年退官に伴い電気工学科成田裕一教授が同センター室長となり,金属材料学科品田豊助教授が取扱主任者となる。
昭和55年7月
同センターの管理運営のための運営委員会が発足。
昭和57年1月
科学技術庁より密封線源252Cfの使用が認められる。
昭和62年9月
北門旧北光会館跡地に新施設着工開始。
昭和63年2月
北門旧北光会館跡地に平屋304m2の新施設が完成。
昭和63年6月
科学技術庁よりアイソトープ使用施設の変更が承認される。使用可能な核種は非密封線源11種と密封線源6種である。
平成13年3月
文部科学省より放射性有機廃液焼却装置の設置が許可される。
平成16年3月
同センターにGeマルチチャンネルスペクトルメーターが導入される
平成17年6月
文部科学省より核燃料物質等の使用を許可される。
平成18年4月
同センター玄関ドアにカードキーによる入退室自動管理システムを導入する。
平成21年9月
同センター非密封線源取り扱い区域入口に入退室自動管理システムを導入する。
平成22年2月
文部科学省よりアイソトープ使用施設の変更が承認され,使用可能な核種として非密封線源は16種,密封線源は5種となる。
平成22年3月
同センターに物質代謝・機能発現解析システムが導入される。
 

組織




 

建物

場所
工学資源学部北端の北門脇
構造
鉄筋コンクリート造平屋建床下総ピット式,全館空調
総面積
387m2(内本棟304m2
 

主な施設

化学実験室(1) 39m2,化学実験室(2) 24m2

 いずれもヒュームフードの設備があり,非密封線源を使用することができる。また,化学実験室(1)においては安全キャビネットがあり,非密封線源を使用した無菌操作も可能である。

測定室 13m2

 非密封線源の放射能を測定する液体シンチレーションカウンターを設置している。

低温実験室 9m2

 低温状態での非密封線源を用いた実験ができる。摂氏+4度と-10度の2室がある。

測定機器室(1) 19 m2,測定機器室(2) 37 m2

 いずれも密封線源を用いた物理・化学実験に使用できる。

汚染検査室 12 m2

 非密封線源を使用する施設に立ち入った者の汚染状況を検査する。

排水施設 83 m2

 別棟になっている。点検容易な地下に水槽を設け,放射能濃度の測定を自動的に行うとともに,排水の移送,希釈,放水を遠隔操作にて行うことができる。
沈殿槽 2 m3×1槽,分配槽 2 m3×1槽
貯留槽 10 m3×3槽,希釈槽 20 m3×1槽

排気施設兼機械室 46 m2

 室内排気系 3,490 m3/h,フード排気系 3,000 m3/h
水冷式パッケージ空気調和機×1台,RI排気フィルターユニット×2基

管理室

 コンピュータ制御自動監視盤を設け,排水,排気の放射線量監視の他,施設内5箇所に設けた電離箱式モニタにより施設内の空間線量を監視する。





 

使用が承認されている放射性同位元素の核種と数量

非密封線源

22Na (37 MBq),60Co (74 MBq),63Ni (37 MBq),65Zn (74 MBq),125I (185 MBq),133Ba (74 MBq),32P (74 MBq),55Fe (37 MBq),3H (55.5 TBq),14C (370 MBq),51Cr (37 MBq),3Be (74 MBq),35S (6.4 TBq),85Kr (37 MBq),133Xe (37 MBq),222Rn (37 MBq)

上記の非密封線源を使用してできる研究テーマの例

  1. 気体や液体の固体物質内への拡散,腐食の進行状態の観察
  2. イオン交換反応速度の測定
  3. 化学反応の経路や反応機構の解析
  4. 特定の化合物や元素の抽出・精製方法の検討・解析
  5. 核酸のヌクレオチド配列やタンパク質のアミノ酸配列の決定
  6. 生体内の栄養成分の代謝過程の追跡・代謝中間体の確認
  7. 同位体標識タンパク質のSDS-PAGEによる分子量測定
  8. 反応媒体のγ線吸収に関する基礎研究
  9. 反応媒体中に閉じ込められた物質の拡散速度の測定
  10. 放射化学基礎実験教育

密封線源

54Mn (185 MBq),60Co (185 MBq),73As (185 MBq),113Sn (185 MBq),133Ba (185 MBq)

上記の非密封線源を使用してできる研究テーマの例

  1. 各種放射線計測基礎実験
  2. 耐熱合金の高温腐食に関する研究
  3. 放射線計測システムの開発
  4. 気体計数管のアフターパルスの研究
  5. 気体計数管の波高特性に関する研究

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秋田大学放射性同位元素センター 秋田市手形学園町1番1号