秋田大学放射性同位元素センター


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 ごあいさつ

センター長挨拶



 本センターは,放射性同位元素を使用した教育および研究活動の支援を目的として,1961年に設置されました.2010年には,文部科学省により使用施設の変更が承認され,非密封線源16種,密封線源5種の使用が可能な状況です.この間,秋田大学における放射線業務従事者を対象として,放射線障害の防止と安全管理の徹底を図るように努めてまいりました.また,2005年以降は,核燃料物質等の使用も承認され,法律の基づくそれらの適正な保管管理も業務に加わっております.一方,2011年3月の福島第一原発事故以降は,秋田県からの要請に対応し,放射能測定機器の貸出や,Geマルチチャンネルアナライザーによる水道水,降下物,牛肉等からの放射能の精密測定を行っております.このような地域への貢献は,「地域との共生」を目指す秋田大学の基本方針に合致するものであり,今後も積極的に推進したいと考えています.


 一方,本センターの活動や情報の公開に関しては,これまで,センター使用を許可された者に限定した印刷物による配信にとどめてきました.これは,本センターが,通常の公開された研究センターとは異なり,特別に許可された放射線業務従事者を対象とした施設であることに配慮したものです.しかしながら,昨今の利用状況は,学内にとどまらず地域へと,急速に拡大しております.そのため,この度,本センターのホームページを立ち上げ,活動状況や利用可能な機器に関する情報を一般に公開することになりました.言うまでもなく,放射能に関する問題は,今後の日本が国全体で克服すべき重要で長期的な課題です.「秋田大学放射性同位元素センター」が大学のみならず地域にも周知され,この課題克服に貢献できることを願っております.


 秋田大学放射性同位元素センター長 


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秋田大学放射性同位元素センター 秋田市手形学園町1番1号