脱炭素社会の実現に向けて
- 革新材料研究センターの沿革
- 本センターの起源は秋田大学鉱山学部設立直後の昭和25年に設立された附属地下資源開発研究所に遡ります。その後地下資源研究施設,資源地学研究施設,素材資源システム研究施設と改組を重ね,平成18年から環境資源学研究センターとして活動してきました(平成26年から理工学研究センター)。設立当初は鉱山資源を中心とした鉱山学・燃料化学関連の研究が中心でしたが,時代の変遷とともに研究領域を工学分野にシフトしてきました。特に環境資源学研究センターへの改組からは国立大学法人となった秋田大学の基本的目標(平成18年)の『「環境」と「共生」』および『国際的な研究拠点の形成』を中心的課題として広範で学際的な研究活動を行ってきました。平成28年度の大学院理工学研究科への改組以来,時代に合わせたセンターのあり方について議論を重ね,平成30年4月より革新材料研究センターとして新たにスタートしました。これまで研究領域が広範で羅列的となっていることを解消し,研究科の強みを押し出した戦略的研究クラスターを構築することが目標です。特にこれまでの強みである「材料・素材」をもとに新しい価値を創出します。
- 当センターでは、令和4年度より、脱炭素社会に貢献する科学技術に着目した研究開発(研究テーマ:高効率水素製造・貯蔵および運搬・利用、の各手法の開発【専任教員:福本倫久】)を行っています。
- また、当センターでは、複数の学内共通機器等を保有していることもあり、学内の研究者間連携の推進による研究の多角化にも取リ組んでおリます。