国際資源学部 資源政策コース

コース紹介

コース長 挨拶

稲垣文昭 コース長

資源から世界へ

日本は、石油の8割以上を中東諸国に依存するなど多くの資源を海外に依存しています。脱炭素化の流れから、エネルギーとしての石油消費量は減ると考えられていますが (ただし重要な資源であることは変わりません)、代替となる再生可能エネルギーの利用二は多様な鉱物資源が必要となります。つまり、再生可能エネルギーへのシフトは、 新たな資源の安定的な確保のために新たな関係を様々な国々と深める必要を示しています。そのためには、理学・工学に加え、資源国の政治、経済、文化等への理解を深めたグローバル人材が必要です。 資源政策コースは、そのような資源国への理解を深め、資源に関する多種多様な問題を発見・解決する人材育成を目指し人文社会科学、いわゆる「文系」の観点から資源について学ぶ日本で唯一のプログラムを 提供しています。このコースでは、これまでに、延べ11か国に長期留学生を派遣し、エネルギー・鉱物資源関連の政府系機関、国際的に活躍する資源系商社やメーカー、開発途上国の援助事業に携わるコンサルティング などで卒業生が活躍しています。皆さんも、是非、資源を通じて世界で活躍しませんか?

資源政策コース長 稲垣文昭

スタッフ

教員

稲垣文昭
教授

  • 研究分野
    国際政治学、政治学、地域研究、地政学

玉井雅隆
教授

  • 研究分野
    国際政治学、国際機構論、多文化共生論、紛争予防論

Hansen Paul Simon
教授

  • 研究分野
    社会文化人類学

小田潤一郎
准教授

  • 研究分野
    エネルギー・環境学,エネルギーシステム学

河合隆行
准教授

  • 研究分野
    水文、水資源学

Cacali Evan
講師

  • 研究分野
    応用言語学、第二言語習得、アメリカ研究

TANAKA Maria
特任助教

  • 研究分野
    国際関係学、中国外交政策、中央アジアの国際関係

後藤真美
助教

  • 研究分野
    湾岸地域研究、民俗学

渡邊絢子
助教

  • 研究分野
    国際法、国際政治学、ビジネスと人権

教育・研究分野

政治学・国際関連・公共政策分野

    資源をめぐる対立や紛争が起こる要因や安定的で公正な資源分配の在り方を研究し、持続可能な資源ガバナンスの在り方を模索します。

国際協力・開発学分野

    資源開発を進める発展途上国の脆弱性・紛争リスク等を管理し、人間の安全保障を実現するための国際社会の在り方を探究します。

法律・マネジメント分野

    鉱業法や国際法といった資源と環境に関する法制度、また資源開発に関わる契約や経営マネジメント、人権問題への対応などの研究をします。

資源管理学・地域研究分野

    資源開発に伴う地域社会との関係や環境影響を中心に、地球システムが本来の自然的な機能を担うための「持続可能な資源管理」を研究します。

資源経済・エネルギー環境学分野

    エネルギー・鉱物資源の利用拡大に起因する地球温暖化問題に着目し、経済的・社会的に我々が受け入れ可能な二酸化炭素排出削減方策を探求します。

異文化コミュニケーション・文化人類学分野

    資源国との交渉またマネジメントの現場で活かすために、各地の宗教や歴史をめぐる異文化理解・コミュニケーションの研究を行います。

カリキュラム

資源政策コースでは世界の資源を取り巻く情勢を的確に知り、持続可能で責任ある資源開発と資源戦略を考えるような人材、また多様な文化や価値観を持つ人々とのコミュニケーション力を身に着けられるように以下のような講義を開講しています。

政策コースで学べる科目

  • 政治・経済、法制度(鉱業法、国際法)
  • 国際関係論、資源動向論
  • 歴史・文化(宗教や言語)の理解
  • 資源地域研究
  • 資源経済学、ファイナンス、会計
  • 環境経済学
  • 国際協力・開発経済学
  • 交渉力
  • リスクマネジメント、プロジェクトマネジメント
  • 異文化コミュニケーション
  • 文化間ミデュエーション
  • 文化人類学

卒業後のキャリア

資源政策コースの卒業生は在学中に身に着けた内容を活かし、国際的に活躍出来るタフな人材が求められる分野へ進んでいます。

学部全体の就職実績をみる