資源から世界へ
日本は、石油の8割以上を中東諸国に依存するなど多くの資源を海外に依存しています。脱炭素化の流れから、エネルギーとしての石油消費量は減ると考えられていますが (ただし重要な資源であることは変わりません)、代替となる再生可能エネルギーの利用二は多様な鉱物資源が必要となります。つまり、再生可能エネルギーへのシフトは、 新たな資源の安定的な確保のために新たな関係を様々な国々と深める必要を示しています。そのためには、理学・工学に加え、資源国の政治、経済、文化等への理解を深めたグローバル人材が必要です。 資源政策コースは、そのような資源国への理解を深め、資源に関する多種多様な問題を発見・解決する人材育成を目指し人文社会科学、いわゆる「文系」の観点から資源について学ぶ日本で唯一のプログラムを 提供しています。このコースでは、これまでに、延べ11か国に長期留学生を派遣し、エネルギー・鉱物資源関連の政府系機関、国際的に活躍する資源系商社やメーカー、開発途上国の援助事業に携わるコンサルティング などで卒業生が活躍しています。皆さんも、是非、資源を通じて世界で活躍しませんか?
資源政策コース長 稲垣文昭