高校生ならびに編入学を希望される方へ

1.「理科教育学」ってなに?
  理科教育学は、子どもたちが自然科学のことがらについて理解を深めるために、科学的に探究する能力を身につけたりすることを学校の授業などを通して、 どのように教師が支援していくかを考える学問です。名前に「理科」とついていますが、基本は教育学です。 なので、考え方や研究の進め方は文系の方でも親しみやすいものになっています。

2.秋田大学教育文化学部で理科の先生になる2つの方法
  秋田大学教育文化学部で中学校や高校の理科の教員免許を取る方法は、▽学校教育課程理数教育コースに入り、 専攻科目に理科を選ぶ方法と、▽教育実践コースに入り、小学校教員免許を取るための勉強以外に教員免許を取るための授業を受ける方法の2つがあります。   いずれの場合でも、卒業時に全員が小中学校の教員免許を取り、さらに、専門科目の高校の免許を取ることができます。教育そのものについてしっかり学べるのが特徴です。
 
3.理科教育学研究室の研究内容
  理数教育コース、教育実践コースともに学生は2年生から専門科目(数や理など)ごとの研究室に所属することになります。   理科教育学研究室の具体的な研究内容としては、理科をわかりやすく教えるための新たな教材の開発や、 子どもたちに理科・科学に興味を持ってもらうための方法の探究、地震や放射線の問題など現代社会の課題に対応するための理科の授業づくりの提案などがあります。   このために、学校の先生や生徒へのアンケート調査や研究授業の実施、子どもたち向けの科学実験教室の開催などを行っています。

4.現在の理科教育学研究室
  現在、理科教育学研究室には、2人の先生(田口先生・原田先生)と技術職員(山下さん)、それに4人の学生が所属しています。人数だけから見ると、比較的小規模な研究室ですが、その分、先生が一人ひとりの学生をよく見てくださる、先輩と後輩の距離が近い、研究室の設備をゆったり使えるなどのメリットがあります。(メンバーについてはコチラ)   また最近では、大学で行うものも、小中学校に出向いて行うものも含め、実験教室などの体験イベントの実施機会が多く、小中学生と触れ合えるチャンスがあります。このため教育実習以外でも、実践的な教育の場面を多く体験することができます。

5.理科教育学ではどんな授業があるの?
  理科教育学の授業には、高校の授業にはないような実践的なものが多くあります。 例えば、実験教室のために、子どもたちに体験させてみたい実験の方法を研究して、 計画書を作ったり実験教室のポスターや看板を作ったり、実際にイベントを運営したりする授業や、 学校の教科書に出てくる実験を実際にやってみて、子どもたちへの教え方を検討する授業、 実験観察の材料を集めるために、屋外で実習を行う授業などがあります。

6.文系だと苦労しませんか?
  たしかに、自然科学関係の講義や実験で少し苦労があるかもしれませんが、研究室の先輩がやさしくフォローしてくれます。 これまでにも、もともと文系で理科が得意科目ではなかったけれども、この研究室に入り、卒業された先輩方が多くいらっしゃいます。   また、特に小学校の先生になりたい方で理科があまり得意でない方、理科教育学研究室に入って理科を得意科目にしておくと、先生になってからも自信を持って授業ができますよ。

  ぜひ、理科教育学研究室にお越しください!   高校生、大学1年生の見学も大歓迎です!

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  • メニューに研究室twitterアカウントのリンク作成しました。(2020.07.10)
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