研究室の紹介

高崎・別所研究室の主な研究内容

未利用資源や廃棄物中の有用資源を対象とした効率的回収や高付加価値化に関する研究および製錬技術をベースとした希少資源の効率的な回収や基幹金属を製錬する際の基本原理に関する研究を行います。

研究室で取り組むテーマ概要

高温物理化学を基にして

① 新規製錬プロセス  ② レアメタル回収プロセス  ③ CO2問題解決法

湿式電気化学を基にして

④ 新規電解法の開発 を行います。

 


主な研究テーマ(案も含む)

1.パイロメタラジー
 1) 熱力学的諸値の導出
   (自由エネルギー, 相互作用所係数)  2) 脱リン、脱硫、脱酸、脱窒  3) メゾスコピック相による精錬
 4) レアメタルの回収
 5) Fe-C-Cu系融体の二層分離を利用したスクラップリサイクル
 6) 鋼中における非金属介在物粒子の生成機構
 7) 非金属介在物粒子による鋼結晶粒微細化
2.電気炉中の物質・ガス・熱流れのコンピュータシミュレーション
3.スラグの資源化
 1) 有害元素の溶出抑制
 2) スラグによる環境浄化
4.CO2問題の解決
 1) CO2化学吸収剤の開発
 2) 第一原理計算によるCO2吸着剤の開発
5.分析化学
 1) 素材中非金属介在物の抽出・評価
 2) フローインジェクション法による海水中極微量元素の定量
 3) LIBS法による迅速分析
6.新素材の開発
 1) フィッシャートロプシュ反応によってCO2からディーゼル燃料を合成するための触媒
 2) 介在物制御による水素透過合金の薄膜化
 3) リチウム二次電池正極剤と負極剤
 4) 廃リチウム二次電池熱処理炉の耐火物開発
7.古代たたら製鉄法の解析
8. 湿式製錬分野の研究
 1) 廃棄物を原料とする銅の電解採取・精製に関する研究
 2) 亜鉛電解採取用アノードの省エネルギー化に関する研究
 3) 銀の電解に関する研究

研究室の主な行事

 

新歓、工場(主に製錬所)見学会、スキー合宿など。